■マンガの才能のある人はプロットを作っただけで、ノートにそのままネームを描くことができる。
逆に言えばマンガの才能に対する限界を知れば、対処法はあるかも知れない。
プロットとト書きは『誰が何をした』と『設定』だけにして、それを4コマにまとめることに集中すれば何とかなるかも知れない。
★プロットを4コママンガに変える ストーリーの要点をまとめる。起承転結がはっきり分かる。
全体を4コマでまとめることができない場合、まず何を書きたいかが分かっていない。いい映画は一言で表現できる。
4コママンガは要点を押さえることができ、展開がしやすいので、細かい部分の描写もしやすくなる。
4コマ漫画を何冊か読みながら描く。
★絵コンテ ストーリーをカメラワークに直すのに最適な描き方。
セリフと絵が別れているので推敲がしやすい。
あらかじめ作っていた4コマ用紙がそのまま使える。
■マンガの基本は4コマ。
ストーリーものでもこのタイプが多い。
4コマの方が会話(ぼけ・つっこみ)を軽いテンポで進めやすい。
■マンガを書き始めたとき、参考書とかに書いてあるのが、
アイデアをまとめる→プロット→シナリオを作る
と言うやり方。
そしていきなり挫折。
「5W1H」は多すぎる「誰が何をした(2W)+その他描写説明」で進めるべき。
ネームも4コマ一本だけに絞る。
■マンガ作成の練習
ライトノベルを読む
キーワードに傍線を引く
キーワードを関係線でつなげる :三色ボールペンを使うとよい
「誰が何をした」の形式に箇条書き、因果関係でつなげる
行単位で4コママンガにまとめる。
全体を4コママンガにまとめる。起承転結の関係が分かりやすい。
「全体の4コママンガ」をもとに「行単位の4コママンガ」をまとめる。
完成した4コママンガネームをレイアウトしてネームに変換。
ページごとに起承転結が完結しているので、まとめやすい。
■設定をまとめたら、それを『出来事』に書き直す。
出来事は『何が起きた』『何をした』→『誰が何をした』の形式に箇条書きする。
・5W1Hは『誰が何をした』+描写説明(時・場所・方法・理由)、なのでこれだけで十分。
・これで企画・設定からコマが作れる。
・単純だから間違わないので強力なやり方。漫画化できないプロットになりにくい。
・まとめるのは最後でいい。
→コマを一つ作れば4コマができる。そこから展開するやり方は前述参考。
■ネタを入れてさらに細かく分ける。
・マインドマップソフトで枝わけするとコマの関係が分かりやすい。
・全体を見渡す作者の視点からの『設定の因果関係』でなく、登場人物の限定された視点での『主役目線の因果関係』で進める。キャラがどのような因果関係で動くかが問題。
・主役視点の原因と結果をはっきりさせることで、ストーリー作りに必要な要点が決まる。
・伏線、オチも見えてくる。
■プロットが見えてくるので、流れをまとめる。
■並べたものを4コマ・起承転結でまとめて区切りを作る。
・4コマのほうがセリフもまとめやすい。
・セリフは設定内容をもとにした、ぼけつっこみの掛け合い。表現などがかなり変わる。
・マンガは4コマの入れ子構造なので、4コマを作れば分解して小さくしたり、逆に組み合わせて大きくすることもできる。
■コマ数や大きさを調整してレイアウトすればネームが完成。
★サイドストーリーとかでも、プロと素人の違いは、
プロは『誰が何をした』を中心に書いて、素人は『時・場所・設定・感想』を中心に書くこと。4コマ・起承転結でまとめることにも慣れていない。
「涼宮ハルヒの憂鬱」が他の谷川流作品に比べて二、三ページと区切りが短く、『誰が何をした』と起承転結がはっきりしているのでテンポ良く読める。その辺も売れた要因に思える。
キャラ立ても、具体的に『誰が何をした』がはっきり表現していることが前提条件。
マンガでも小説でも。
★読みやすい漫画は
・ページ配分が起承転結で4分割している。
・出来事が因果関係で並んでいて、起承転結でまとめている。
ページ配分が不自由に見えても、結局は何とかなるらしい。
■プロットやシナリオまでは完成したが、それから先には進めない。
そこで基本の起承転結で考えてみる。
■まずは本の引用、三題噺、アイデアから設定と5W1Hを加えて、出来事(イベント)を作りコマを一つ描く。
そのコマを起承転結のどれに入るかを見て、残りの三つのコマを入れる。
さらに起承転結それぞれに入れ子に起承転結を入れる。
これに説明描写のコマを入れ、ページにする。
分からないコマは残しておいて、穴埋めにする。
または、候補になるコマをいくつか描いて、どれが一番すっきりするかを考える。
■商業作品を読む場合でも4コマ・起承転結を意識すると分かりやすくなり、参考になる。
面白い作品はまず起承転結がはっきりしているので、コマごとに起承転結と書き込むと、構成が参考になる。
シナリオも4コマ構造にして書くと書きやすい。
■起承転結のパターン
★起 承転(結) クライマックスで一気に終わる。
結がほとんど無いのが一般的。
★起承(1)承(2)転結
情報量が多くて、承の描写を多くする。キャラが途中で二手に分かれて、いくつかの場面が同時進行する。
★起承転起承転起承転結
最初の結がその次の起に直接つながっている。シリーズものはたいていこのパターン。
■起承転結はたいていはこんな感じで分けられている
■起
キャラ・全般の設定・世界観の提示
ナレーションやモノローグ・ニュースなどで説明
シリーズものでは「前回のあらすじ」
■承
事件の始まり・主人公が事件に巻き込まれる
一般論的設定の説明
謎の提示
■転
主題
決断・勝負
真実・解答・独自の理論の提示
変化が起きる
オチ
■結
結末・総括
普通は簡単に終わる
★ページ数は基本的に均等配分。
★「出来事」はこれを基準にして分類すると進めやすい。
■■参考文献■■
マンガの描き方 手塚治虫 光文社 知恵の森文庫
他 小説の書き方のノウハウ本。
悩んでいた。
小説を漫画にするときもやり方が分からなかった。
ページがどうしても多くなりすぎるのだ。
結局漫画の何が面白いかを考えてみると、答えは割と簡単だった。
漫画はストーリーよりもドラマ性を重視する。
クライマックスシーンに最大のドラマ性とテーマを盛り込むのが基本。
ならばクライマックスシーンを先に固めて、設定は伏線を作るために使えばいいではないかとの結論になった。
そしてできたのが【トーナメント表方式プロット作成システム】。
【優勝】部分には【クライマックスシーンとオチ】、【選手】の部分には【キャラと設定、アイテム】を入れ、その間を【イベント】として埋めていくとほぼ自動的にストーリーが完成する。
しかも作るのが面倒だった【一見全く関係のないが最後にはつながってしまう伏線イベント】もできてしまうのだ。
とりあえずこれでやってみるか。
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