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2018年5月15日 (火)

商業マンガ新人賞は事実上崩壊している

<p>2013年に電子書籍が登場するまで、マンガを描く方法は二種類しかなかった</p>

2013年に電子書籍が登場するまで、マンガを描く方法は二種類しかなかった

1 出版物に投稿する

2 同人誌を手売りする


1 出版社に投稿して連載する

新人賞受賞

連載会議

連載

単行本の出版

商業誌で連載しても確実に売れる保障はまったくない
しかし、締切があるため、出版社のある東京でスタジオを持って、アシスタントを使う必要がある。
このため連載が打ち切りになれば赤字になる。

2 年二回の同人誌即売会で同人誌を売る

印刷や輸送の経費がかかる
同人誌の在庫を抱えることになる
販売できる期間は一日単位なので、売れる数が限られている

結果としてたいていは赤字になる。

3 WEB同人誌を出す

電子書籍が登場してから状況が変わる

創作活動の場所を選ばない


パソコンなどの機材があれば活動する場所は日本に制限されない。
生活費が安い場所で創作活動ができるため、出費を抑えることができる

収益を確保できる

出版社の印税が最大一割しか無いのにたいして、

Kindle DMM DLsiteなどで売ることで売上の七割を確保できる

印税収入は発行部数に対して計算するので、全く売れなくても出版社は作家に刷り分の印税を支払う。
しかし、売れなければもちろん連載は中断する。
そして、二度と連載出来ない。

WEB同人誌で連載する場合、連載中断もボツ原稿も無い。
売れるか売れないか、だけである。

エロ カラー マニアックと商業誌で連載できるレベルの画力

があればほぼ確実に売れる

そして確実に売れる保障がない代わりに、

連載中断やボツ原稿で全く売れないこともない。
出版社で連載するのと違って、作家の才能と運次第である。

一作あたりの売上を作品数でカバーすることもできる

WEB同人誌は紙書籍版と違って場所を取らないため、いくらでも売ることができる

WEB同人誌の利点は「締切がない」ということである。
そのため、副業としてWEB同人誌を出すこともできる。
合法である範囲では何を描いても自由なのがWEB同人誌である。
問題は買う人がいるかどうかだけ。

WEB同人誌でも売れるようになれば、商業連載の可能性が出てくる。

【モンスター娘のいる日常】の場合

講談社で連載していたのが打ち切りになる
WEBでモンスター娘のエロ漫画を描く
徳間書店で連載する
累計百万部以上のヒットになる。
アニメ化する


講談社で普通のマンガを連載しても、ヒット作は出なかった可能性が高い。

WEB同人誌とは商業誌よりも手軽で、

同人誌よりも低コストで描ける

漫画家にとっては理想のメディアである。

そのため、今後は商業誌の新人賞は事実上崩壊する



少年ジャンプでは1997年に連載が始まった

ワンピース以降、ヒット作を出すことが出来ない


その二十年後の現在、ヒットアニメの原作はほとんどがWEB小説になっている。

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