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2018年5月11日 (金)

新人賞受賞から売れる同人誌を作る時代

今の漫画家志望者は新人賞を受賞できる作品をつくることに特化している
そして、新人賞以前に商業誌全体が潰れかかっている

マンガが全く売れない。
400円÷200ページ×印税0.1→一ページあたりの利益0.2円
0.2円×初版5000部→無名の新人の実績ページあたり千円

ページあたり一時間以内に完成させないと、普通にアルバイトしたほうが確実に収益につながる。
現代では週刊連載のプロでも一巻十万部を超えることは難しくなっている。
日本人が貧困化して売れない、のではない。
趣味が細分化された時代なので、誰にでも買えるものは、結局は誰も買わないものになってしまう。
それなりの絵を描くことは誰にでもできる。
問題は簡単に連載できるようにできる技術があるかどうかだけ。
商業誌が全滅している現在、新人賞受賞の技術を確保しても人生潰れるだけ。
ヒット作を作れば人生逆転できる、という夢を見るのは勝手だけど、現実は商業誌連載は趣味と副業としてしか使えない。
しかも商業誌連載は時間を完全に潰すことになる。
今まで同人誌が表にでてこなかったのは、印刷コストと同人誌即売会が一日単位だったため。
その二つが同人誌の商業化を完全に潰している。
いくら能力が会ったとしても、同人誌だけで収入を確保出来なかった。
印刷コストがほとんど無く、無制限で同人誌を販売できる場所がWEBによってつくられる。
電子書籍が同人誌を変えることになる。
趣味が細分化した現在は「安ければ要らなくても買う」時代は終わり「高くても欲しければ買う」という時代に突入している。
本当にいいものは採算度外視でつくるしか無い。
それが売れるかは分からない。
今はWEBがあるので、昔に比べて売りやすくなっている。
2013年からのKindle日本上陸は同人誌が商業誌を潰す事になったということである。
今の漫画家志望者は商業誌の新人賞を獲ることにことだわっている。
しかし、その商業誌が売れる時代は確実に終わっている。
確実に読者のいるマニアックな同人誌をこだわりを持ってつくることが、現代社会でマンガで収益を上げるために必要になる。

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