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2010年9月22日 (水)

漫画は読者が作る


漫画って結局は読者がいないと作品が存在しないものなんだよね。


自分が作品を描けばそれだけで存在する、とか言っている人がいる。


確かに理解できなくても、感じる作品は多い。
でも、それは「読む人」が存在して始めて感じさせる「作品」が出来る。

それに自分だけの為に漫画を描く場合も結構ある。
漫画は遊びだけでなく思考ツールとして優秀だから。
漠然とした考えをまとめるのに映像化すると分かりやすい。

その場合でも自分が作品の「読者」になる。


森羅万象すべてが鑑賞者がいればすべてのものは芸術品になるように、読者によってすべての創作物は作られる。


だからこそ創作とは読者を意識する作業である。

読者に作品を理解させ、感じさせ、のめり込ませる。
その過程の一つ一つを丹念に追いかける。
読者がどう読むかをあらゆる面からシミュレートする。
言葉とシーンの裏の意味と受け止め方を深読みする。
読者に合わせて表現を練る。

上手い作品は読むのに疲れない。
くトリックとかアイデアに頼っていない。
読者に対する気配りで読ませている。

プロの料理人が料理人である以前にグルメであるように、作家はまず読書家である必要がある。
どんな創作物でも読めるようになると自然に描けるようになる。

読み続けた先に書く作業がある、というのが創作なのかも知れない。


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